住んでから気づく「私これを知っていたらこの土地買わなかったかも」なポイント
「失敗しない不動産の購入」「後悔しない不動産の購入」は土地からご新築の方の目指すところかと思います。
しかしながら土地の購入が成功か、失敗かがわかるのは、家を建てて、しばらく住んでから。土地の契約後2年以降とずいぶん先になります。
「住んでからわかる」という点は、購入者様からするとかなりご不安・・・
なるべく、全て知ったうえで「購入後の気づき」は無くして土地を購入したいものです。
ただ通常のお取引だと、全てを知ることは相当難易度が高い。ネットで調べても、限界があります。「不動産会社、売主さんから説明を受けるのだから、大丈夫でしょう」という購入者様が多いのですが、大丈夫ではありません。
不動産会社は売買の際に「法令で義務付けられている事は全て調査しお伝えする」のですがこれは「義務付けられていないことは調べる必要がなく伝えない」となります。
売主の告知も、取引に影響がある事柄に関しては当然告知義務がありますが、周辺環境などに関しては相続人や業者が売主だと基本「住んでいないので知らない」となります。
じゃ具体的にどのような項目が漏れて、のちに「知っておけばよかった」になるの?と気になると思います。
一例をあげるとすると・・「ゴミ置き場」の件です。
- 自宅の前にゴミ置き場が来るのは絶対避けたい方
- 期間が決まっているなら自宅前は許容な方
- 自宅の前のごみ置き場は問題ない、ゴミ出し楽だから、というお考えの方
皆様お考えはそれぞれかと思います。
不動産の契約書には「ゴミ置き場に関しては自治会の指示に従ってください」の一文で済まされることが多いです。あと、現在の置き場の場所に関して説明があるくらいかなと思います。
自宅前にゴミ置き場が来ることを避けたい方で、不動産屋さんから説明を聞いたうえで現地を確認すると、検討地の前ではなく斜め向かいのお家の前にゴミ置き場がある、家の前じゃないから大丈夫と判断、でも住んでから自治会の指示に従ってみると実は持ち回りで1年ごとにゴミ置き場が移動するエリアだった、なんてこともあります。
ゴミ置き場に関しては、開発現場(分譲)の場合は、ゴミ置き場が固定されて設置されますが、それ以外の売地の場合
- ゴミ置き場が固定されている
- 決められた期間ごとに置き場がスライドしてくる(持ち回り)
- 自分の家の前に自分の家のゴミは出す(都内に多い)
- 隣地と2世帯分であれば、自分の家の前に出して良い etc
いろんなパターンがあります。
きっちり調べて、出来れば自治会長さんに面談の上、住んでからのゴミ置き場の運用まで確認する事により、この問題が解消されます。レアですが新たに引っ越してくることを理由に新居の前のごみ置き場の設置を強いてくる自治会の事例もありますので。
後は、近隣問題ですかね・・・。住んでからしかわからないと諦めがちですが手段はあります。もちろん探偵みたいなことをする、という事ではないですよ。
また、ご興味あれば書きたいと思います。今回もご覧いただきありがとうございました。
伊藤 英浩