「良い土地」とは何ですか?
土地からご新築を検討されている皆様には、不動産、住宅の営業の方から「良い土地が出ました!」とお声をかけられた経験がおありではないでしょうか?
この「良い土地」というワードに私は敏感に反応してしまいます。
「良い」は誰にとって、どのような点で良いのか。
お土地からの住まいづくりの場合、一般的には、ご家族で話し合った希望や条件を元に、住宅展示場の営業マンとのコミュニケーションを通じて、希望エリアや予算、家の大きさ、土地の大きさなどを決定します。でも 提案された土地を見て「なんか良さそうだけど、まだ決め手にかけるのよね」と感じたり、「他にも検討の余地がありそうだね」・・と思うことが多くないでしょうか?
その理由としては、「あなたにとって、どのような点で良い土地なのかが明確ではないから」です。
実際には土地から住宅を検討する際には100項目以上の要素が考慮されます。
提案された土地がピンとこないのは「検討項目が少なすぎるから」なのです。
お客様には顕在化している要望と潜在している要望がありますので、100以上の項目を検討することにより、それを浮き上がらせていく作業が必要です。
そして重要なのは、それぞれの要素に対して、ご家族で取捨選択をし、優先順位をつけることです。 担当者と共に慎重なヒアリングを行い、あなたにとっての理想的な土地を明確にすることで、検討がしやすくなるでしょう。最初に多少の時間をいただくことになりますが、その時間は将来の素敵な住まいを見つけるための貴重な投資になるはずです。 私は今までの経験を元に、精一杯サポートさせていただきます。
次回は、「長く土地探しをしているけれども、なかなか購入できない方には共通の特徴がある」というテーマでお話しできればと考えております。引き続き、お楽しみにしていてください。
伊藤 英浩